施設へのお問い合わせや見学の際に、「認知症があっても入居できますか?」という質問をいただくことがあります。
認知症があるからといって、すぐに入居をお断りすることはありません。桜寿のさと松島では、ご本人様の状態や生活上のご様子を確認しながら、安心して過ごしていただけるよう、一人ひとりに合わせた対応を行っています。
例えば食事中に手が止まってしまったときは、すぐに介助するのではなく、声をかけたり、お皿の配置を変えたりすることで、再びご自身で食事を始められることがあります。
また、食事以外の動作でも、職員が一緒に行って見せることで、その動きを真似して自分でできることもあります。
「できないから手伝う」のではなく、「どうしたら自分でできるか」を考えることを大切にしています。
気持ちが落ち着かず歩き続けている方には、無理に止めるのではなく「少し外の空気を吸いに行きましょう」と職員が一緒に外へ出ることで、気持ちが切り替わり落ち着かれることもあります。
日々の関わりでは言葉遣いや声のトーンにも気を配っています。
認知症ケアの「ユマニチュード」の考え方も取り入れ、「見る・話す・触れる・立つ」という4つの柱を意識しながら、相手を尊重したコミュニケーションを大切にしています。
当施設から通える“デイサービスセンター桜寿の樹”では、脳トレや人との交流の機会も多く設けています。
楽しみながら頭を使ったり、誰かと会話をすることも日々の生活を豊かにする大切な時間です。
認知症の方への対応に「これが正解」という一つの方法があるわけではありません。
その方の表情や様子を見ながら「どうしたら安心できるだろう」「どうしたら自分でできるだろう」と考え、一人ひとりに合った関わりを続けています。
